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2017/02/25

FPGA(MAX10)購入奮闘記

マルツでMAX10実装済み+JTAG実装済みのFPGA入門基板を買った.
http://news.marutsu.co.jp/wp/feature/6910/

実装の手間を惜しんだが,説明資料が全く付属せず,完成品だけ見ても手が出せなかった情弱っぷり.

困った結果,結局解説書を買った.
実装前の基板がついてきた.2台目ゲットだぜ.





実装前の基板を観察していたら,SDRAMの実装がピッチ狭い上に60pinくらいあるから自分でやるのは死ぬほど大変そうだと気づく.つまり,多くの素人は以下の即死コンボのいずれかを食らうことになる.
・実装済み品購入したものの,使い方分からなくて基板付き解説書購入
・基板付き解説書買ったものの,SDRAM実装で心折れて実装済み品購入

しかもよく調べたら基板の付属しない解説書(しかも付属版に大幅加筆されたもの)が売られていることに気づく

完成品買った場合にやることは以下.
・FB基板のはんだジャンパJ2~J13(基板上に書いてある)の合計12箇所をはんだ付けしてショートさせる
・JB基板のはんだジャンパJ9~J20が全部オープンなのを確認
・FB基板のBOOTSELと書かれているあたりのピンソケットにジャンパショート君を装着していないことを確認
・JB基板とFB基板を合体(嵌合が割と渋い.力 is パワーの精神で)してJB基板にUSB電源供給.FB側のLEDが白く点滅.近くのボタンを押している間三色点滅を確認
・電源抜いたら,JBの基板のPICに近い側のピンソケットJ1~J4を付属のジャンパショート君でショート.そして電源供給.FB側LEDが白く点滅.近くのボタンを押して1~2秒後に緑に点灯を確認(赤点灯の場合は失敗.データ通信用のケーブル使ったり,PCから電源供給すると失敗しやすいらしい 参考:http://nahitafu.cocolog-nifty.com/nahitafu/2016/05/max10-70b8.html )
・電源抜いたら,JB基板のJ1~J4のショートを解除してJ5~J8をショートする.また,FB基板のJ1をショートする.以後ずっとジャンパショート君はそのままでOK
・JB基板をPCにUSB接続するとUSBblasterとして認識されることを確認.ドライバはQuartusに付いてくる
・ただし,windows10の場合は一工夫必要
(https://forum.store.macnica.co.jp/t/topic/378)

はんだジャンパの意味:
・FB基板は3.3V=Vccで発振器など基本機能を動かしている(多分).
・FPGAにはIOバンクというのがいくつかあって,それぞれのバンクで個別に電源電圧を使うことができる.
・FB基板上のジャンパをショートさせると対応するバンクがVccにつながる.
・JB基板とFB基板を合体させると,VccとかIOバンクの各電源ピンとかがJB基板側に接続される.
・JB基板のはんだジャンパをショートするとJBのVccと対応するIOバンクへの接続ピンがつながる
・JB基板はUSBバスパワーを3.3VにしてJB基板のVccに供給する

なので,FBのはんだをショートすれば電源系と繋がりは以下のようになる
・USB->JBの3.3V->FB3.3V->FPGAバンク
JBだけショートでも,JB+FBショートでもできる気がするけれど,心が弱いので解説書通りに勧めた.

ジャンパショート君の意味:
・JB基板側のPICは最初何も書き込まれていない (未確認.もしかしたら買った段階でJ5~J8ショートさせればUSBblasterと認識されるようになってるかもしれない)
・FB基板側にPIC用のプログラムが保存されている
・J1~J4ショートで電源供給するとFPGAからPICに色々と良いものを書き込む
・J5~J8ショートで電源供給するとPICがUSBblasterと等価な動きをしてFPGAに書き込みができるようになる.